8.1.20 地域福祉懇談会(古知野②)の開催
江南市と江南市社会福祉協議会では住民と地域の課題などを話し合い、地域福祉の理解を深める話し合い「地域福祉懇談会」を開催しています。今回は1月20日(火)に開催した「古知野②」での内容です。
この地区では「古知野」で括りはしていますが、石枕区〜パークシティ江南までと幅広い地域性での話し合いを行いました。話し合いの詳細については後日共有予定ですが、どのような課題があったのかを一部ご紹介します。
今回のテーマは「生活の足(移動手段)を考えよう」について地域住民の皆さんと話し合いを行い、現在の課題や現状について、また課題に対してどのような解決策があるのかを考えました。この地域福祉懇談会は「解決することが目的ではなく、地域の状況について話し合い、地域の課題や江南市の地域づくりや関心づくりを行うこと」が目的です。グループ数としては7グループ、総勢30名以上の参加者。その中で共通して話し合いがされていたことをまとめてみました。
▲模造紙と付箋を活用して、地域課題やアイデア出しを地域住民と実施
「古知野②」の話し合いから見える地域の課題?
移動は生活の基盤であるという認識
すべてのグループにおいて、移動手段が使えなくなることで、通院や病院受診、日常の買い物、銀行・役所等の生活手続き、友人との交流や地域活動が困難になるという意見が多く出された。移動の問題は、外出の不便さにとどまらず、生活そのものの継続に直結する課題として認識されている。
自家用車への依存と、その先への不安
現在の主な移動手段としては、自家用車や家族の送迎に頼る割合が高い一方で、免許返納、運転への不安、家族からの反対などにより、将来的に車を使えなくなることへの不安が共通して挙げられた。「返納したいが、その後の移動が見えない」という声が、複数のグループから出ている。
公共交通・支援制度の「正しい理解と周知」
いこまいcarやタクシー等の制度について、制度はあるが予約方法や使い方が分からないといった意見が多く、制度があっても利用につながりにくい現状が明らかになった。また現在の高齢者の様子を鑑み、制度も柔軟になってほしいとの意見もあった。
移動困難が人とのつながりや生きがいに影響
移動が難しくなることで、友人に会えなくなる、サロンや集まりに参加できなくなる、趣味や役割を続けられなくなる、といった声が多く、孤立や閉じこもりにつながる可能性が共有された(声の多くに「外出がおっくうになる」)
話し合いから見える地域課題の整理
- 通院・買い物など、生活に不可欠な移動の確保が課題となっている
- 免許返納や体力低下後の代替移動手段が十分に見えにくい
- 移動支援制度やサービスが分かりにくく、使われにくい
- 移動の困難が、孤立や生きがいの低下につながっている
- 家族や近所の助け合いに依存しており、地域の仕組みとして整理が困難
今後の解決へのアイデアなど
- 移動支援は「交通」だけでなく、買い物・医療・居場所と一体で考える必要
- 制度など、今ある仕組みを分かりやすく伝え、使いやすくすることが重要
- 困ってからではなく、元気なうちから情報を知り、備える仕組みづくり
- 個人任せではなく、地域・行政・関係機関が役割分担して支える視点が必要

