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福祉実践教室と福祉教育。

さて本日は福祉実践教室を布袋中学校で開催しました。

この取り組みは当事者のお話や体験などを通じて、ふくしを理解する講座になります。

今回は、全体講義、手話教室、要約筆記教室、点字教室、視覚障がい者ガイド教室、盲ろう者ガイド教室、高齢者疑似体験教室になります。

各教室では開催に至るまでに打ち合わせやどのように生徒へ伝えることができるのかという準備を行い開催しています。

 

開始前に福祉実践教室を担当する講師と雑談中、最近こんな場面があったそうです。


以前、とある学校で福祉実践教室を行い、後日、児童・生徒からの感想文が届いたので確認すると、自分たちの伝えたいことが伝わり切れていないことがあったそうです。

その時、この団体として「自分たちの伝え方に何か問題があったのではないか、言葉の言い換え必要だったのでは」と講師間で話し合いをしたそうです。


この話を聞いて、講師の自分たち側をしっかりと見つめ、向き合いながら今後に向けた福祉教育に取り組んでいる姿勢を感じました。

「受け手側」ではなく「自分たち自身がまずどうだったかを問う姿勢」。これはどのような場面においても大切なことです。

 

福祉の専門用語で言うと「リフレクション(振り返り+熟考)」をすることが大切です。取り組みの事前・実践・事後の段階それぞれにおいて何をすべきか、その目的は何か、そこでの課題と解決策、取り組みの成果、失敗の原因、自分たち自身の学びなどについて、話し合いながら熟考を重ねていく。

 

中々、そこまで考えることは敬遠されがちですが、

この過程にこそ、ふくし=「ふだんのくらしのしあわせの実現」のヒントが詰まっているんだろうと感じています。

▲伝えたい想いやメッセージを話し手はしっかり持つことが大切だね